「二重管複合注入工法」は、二重管ロッド注入工法による施工の簡便性・高能率性を生かしながら、地盤変化への対応性と改良効果の信頼性の確保を可能にした工法です。
最初に注入する一次注入の瞬結性グラウトは削孔時に生じた注入管周りにグラウトパッカを形成するとともに、注入対象地盤内の粗間隙を充填し、拘束地盤を形成するための前処理機能を果たします。
この一次注入で前処理された地盤に対して、二次注入の浸透性グラウトを注入することによって均質な浸透固結体を形成します。地盤注入開発機構の複合注入工法研究会のメンバーにより既に 7,000件以上の施工実績があり、優れた成果を上げています。