3Cをキーワードに発展、技術革新で社会貢献を目指す

　強化土エンジニヤリング株式会社は1969年創業以来、創造（クリエイティブ）、挑戦（チャレンジ）、連携（コーポレーション）の３Cをキーワードに、「継続は力なり」を企業理念に掲げ、産学協同研究や異業種共同研究などを通して、地盤強化分野での技術革新と新市場の創造に取り組んでまいりました。

　これまでに取得した特許数は、国内延べ430件、海外延べ126件、関連技術の契約会社は延べ250社に及びます。施工実績は6万件以上にのぼります。私たちは自社開発技術を市場に提供し、その実績を取り入れることで、新たな技術開発の糧となる循環型ビジネスモデルを育ててまいりました。

永年に亘る企業活動の中で、当社開発技術の販売窓口として技術普及を担うジャテック株式会社が創業され、開発技術を市場に普及させる為の優れた技術集団である地盤注入開発機構が設立されました。

　当社の強みの一つは、地盤改良・強化分野で常に最先端を行く技術企画力と開発力、そして地盤注入開発機構が持つ市場への技術発信力です。地盤注入開発機構は、昭和58年以来、関連する産学官および関連研究会のご協力を得て、全国各地で「最近の薬液注入工法技術」の研究発表会を開催し、技術発信に努めてきました。

　更なる強みは、企業理念にもある「継続」であると考えます。当社は50年以上にわたって地盤強化工法を研究し、地盤の長期耐久性の検証を続けて参りました。

　その実績から、薬液注入工法は、単なる注入材や注入工法の性能による技術ではなく、実地盤での耐久性の実証などから開発された耐久要素技術を一体化した「統合地盤注入工法」というコンセプトとして体系化されました。このコンセプトに基づき、時代の要請に応えるため耐久・恒久グラウト注入工法の更なる向上と環境保全と安全施工に努めて参ります。

　産学協同研究による時代に先駆けた研究開発から永年のノウハウと実証データの蓄積、研究開発グループによる新規分野の創造と市場への普及、コンサルティング業務までの一貫体制といった他社にない当社の特徴をさらに強固にしていくことで、本分野での更なる発展、当社が持つさまざまな知的財産による社会貢献を目指して邁進していく所存です。

代表取締役社長
島田　励介