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恒久グラウト(溶液型):
- 活性複合シリカコロイド
パーマロック®シリーズ
活性シリカコロイド
- 恒久グラウト(懸濁型):
- ハイブリッドシリカ® シリーズ
超微粒子複合シリカ
- クリーンロック® シリーズ
- ハードライザー® シリーズ
- ハードライザー® セブンシリーズ
- ジオシリカ®
無機溶液型耐久グラウト:
シリカゾルグラウト®
- 有機溶液型
- GSG®
高強度水ガラスグラウト
- 無機懸濁型
- ジオパック®グラウト
低アルカリグラウト
- 可塑状FMグラウト
- 可塑状FMグラウト
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急速浸透注入工法
- 超多点注入工法®
多点同時注入工法® - エキスパッカ® 工法
- マルチストレーナ® 工法
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急速浸透注入システム
- スリーPオクトシステム
- 3D注入システム
- 多連注入システム
- 生分解性注入管
- バイオパイプ®
バイオチューブ® - バイオグラウト®
- 超多点土壌浄化法
可塑状FMグラウトは、フライアッシュモルタルが可塑性・流動性に優れたグラウトであることに着目し、さらに添加剤を加えることにより任意の可塑性・流動性・固結性を可能にした可塑状恒久グラウトです。
トンネル背面や既設構造物直下の地盤では永年の間に老朽化や漏水に伴う土砂流出や、地下水による侵食あるいは周辺地盤の変化により空洞が生じていることがあります。このような空洞は構造物の安定性を損ねる要因となりかねず、早期にこれを充填する必要があります。本グラウトは、このような空洞を確実に充填し、さらに産業副産物を材料として利用することで環境負荷の低減を推進する資源循環型可塑状恒久グラウトです。。
可塑状FMグラウトは、フライアッシュを主材としたフライアッシュモルタルに添加剤を配合したグラウトであり、液状と固体状の中間領域にある可塑状を呈するグラウトです。可塑状であるため、セメントグラウトに見られるセメント粒子の沈殿等の材料分離が生じることなく、さらに流動性に優れたフライアッシュモルタルを使用するため圧送性に優れ、かつ注入されたグラウトは空洞範囲外の小さな隙間に逸送することなく限定注入が可能となります。さらに配合量を調整することで種々の流動特性・固結特性が得られるため、地盤条件や目的に応じた確実な充填がおこなえます。
- 流動性を調節できるため、充填性に優れる
- 流動性に優れるため、長距離圧送が可能である
- 可塑状であるためリークを防ぎ、限定注入が可能である
- 水中での高い不分離性を示す
- 産業副産物を用いることにより循環型社会へ寄与する
FM主材 | FM助材 | 添加剤A | 添加剤B | 水 |
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200~965kg | 40~450kg | 2~335kg | 0~33kg | 残り |
可塑状FMグラウトは流動性に優れ、かつ固結する(強度0.01MN/m2)まで数時間、可塑状を維持できるため一液式[1ショット]にて容易に注入が行えます。
また現場条件に応じて二液合流方式で注入することも出来ます。
可塑状FMグラウトは電源開発(株)田子倉トンネルにおいて空洞充填工事に適用されました。当工事では可塑状製造プラント基地から注入地盤まで延長100m、高低差20m間を送液して238m3のトンネル裏込め注入を行い、一液式による可塑状ゲルの流動性と作業性を確認することが出来ました。また、同時に延長200mの圧送試験を行い、その流動性を実証しました。
写真右:電源開発(株)田子倉トンネルにおける可塑状FMグラウトの空洞充填工事
空洞充填用の可塑状FMグラウトは、注入管にて送液し空洞を隅々まで確実に充填できる流動性があるだけでなく、空洞以外の場所へ逸送することなく所定の範囲内だけに注入するという限定注入が行え、さらに地下水による希釈等の影響がないことから、地盤条件、目的に応じた最適な充填が可能となります。
1. 既設・新規トンネル
の裏込め
2. 既設構造物直下
の空洞充填
3. 既設基礎の補修
4. 護岸の吸い出し防止
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